なつっこいね、にゃんにゃん

KAT-TUNについて語る。

KAT-TUN「楔-kusabi-」全曲レビュー

KAT-TUN「楔-kusabi-」が11月27日に発売され、CDアルバム月間ランキング(2013年11月度)で第1位を獲得しました!!おめでとうございます!!

 

初回盤1、初回盤2、通常盤の3形態での発売で、なんと、なんと、ジャケットが間違い探しじゃない!!ちゃんと3形態って感じがする!!と思って歌詞カードのスタッフクレジットを見てみると、パッケージ製作はソニーミュージックコミュニケーションズさんが手がけたとのこと。どおりで!!

 

KAT-TUN自身が作詞しているわけではないので、「そんなの偶然~」ってことばかりだとは思うけど、曲を聴いて感じたことをまとめておこうと思います。あくまで私個人の解釈ですので!!何でもない歌詞を深読みしちゃう悪い癖。

 

 

 

 

 

「楔-kusabi-」

中丸雄一主演「変身インタビュアーの憂鬱」の主題歌として、ドラマの世界観にリンクさせつつも、現在のKAT-TUNの状況ともリンクさせた歌詞が随所にちりばめられているように勝手に感じた。この楽曲をKAT-TUNが力強く歌い上げることで、KAT-TUNの覚悟と決意が深く伝わってくる。ちなみに、演じてないでの「ないで」担です。

 

PVでは一切ダンス要素がないのですが、歌番組で披露した際の中丸くんのキレッキレのダンスにときめきました。「僕にとって~」の部分で、膝をペイペイッてやるところ(語彙力のなさ)が特にキレッキレなので注目してほしいです。と出演ラッシュが終わったあとに言う。余談ですが、LIVE MONSTER(11月17日放送)で披露した際、中丸くんソロの大サビ後、「キミにとっての~」の亀梨くんの右腕が短くてかわいい(褒めてる)のでそこも見てほしいです。

 

今日もINSIDE OUT 昨日とUPSIDE DOWN

今日も裏返し、昨日と逆さま・・・

亀梨くんが「2年に1度ふりだしに戻る」と言っていました。ふりだしに戻ってるなんてことは絶対ないと思います。でも、昨日まで手にしていたものを今日突如として失った。KAT-TUNとしての答えを見つけたと思ったら覆された。昨日と今日で自らの周囲を取り巻く環境がガラリと変わる経験を彼らは繰り返してきました。それでも、全てを受け入れ、前に進んで行こうとするKAT-TUNの強い決意を感じる一曲になっていると思います。

 

信じる胎動 信じたい鼓動

胎動・・・ 内部で新しい物事が動き出すこと。内面の新しい動き。

鼓動・・・気持ちや物などが震え動くこと。また、震わし動かすこと。

KAT-TUN新時代のエネルギーを信じ、それが人々の心を動かせると信じたい。過去へは2度と戻れないのだから、この4人で。最初この部分を聴いたとき、胎動って、何で急に母性出してきた・・・と思ってしまったわけなんですけども(笑)じっくり聴いてみると、これからのKAT-TUNに期待したくなるような、わくわくする歌詞だなと思いました。

 

 

 

「GIMME LUV」

KAT-TUN出演のCM「SUZUKI SOLIO BANDIT」のタイアップソング。非常にかっこいいです。KAT-TUNといえば・・・って感じの曲。カラオケで歌いやすい爽やかでキャッチ―な王道アイドルソングとはかけ離れた、攻撃的なロックテイストで英語と日本語ごちゃまぜで文字数多くて歌うのに苦労する曲(最大級に褒めてる)。2番のサビの「ゲラウェイ!ゲラウェイ!」がうまくはまると嬉しくなって、よし次も!って思ったらゲラウェイ1回しか出てこないから寂しい(笑)

 

喜び=ヨロコビ、悲しみ=カナシミと表記されていることから、「BIRTH」(2011年11月30日発売)を彷彿とさせる。「BIRTH」のときは、妖怪人間ベムの主題歌ということで、人間らしい感情をカタカナ表記にすることでどことなく無機質な感じを出していたのだろうと個人的に思っていたわけですが、今回はなぜカタカナなのでしょ~うか!?(考えるの放棄)

 

PVでは、KAT-TUNラスボス感がすごい。いや、ゲームとかあんまりしないし、唯一できるゲームがマリオだからラスボスってクッパしか知らないんだけど、そういうことではなく。ようやくここまでたどり着いたけどこいつらには勝てねぇよ・・・って思わせる威圧感があるよね。戦意喪失。かっこいい。

 

MAYBE,THE LAST CHANCE もう一度 愛を歌う

恐らく最後の機会。それでも、もう一度愛を歌うから、もう一度愛をください。曲調がかっこいいから歌詞の意味をあまり考えていなかったけど、考えてみると深い。これ以上悲しませるようなことをしたら、愛想尽かされてしまう。贖罪のチャンスはもう二度と訪れない。

 

いま目覚めた SEASON誰も阻めない

SEASON=季節=四季?いま目覚めた4人を誰も阻むことはできない。不仲説を意気揚揚と語る者も「またか」と揶揄する者もいるだろう。でも、それらが彼らを失墜させることはできない。デビューから現在までずっと矢面に立たされるポジションで倒れず立ち向かい続けた亀梨くんは、背負っている荷物をメンバーに預ける勇気を得た。腐ってもおかしくない待遇を受けていた田口くんは、本来の持ち味を活かして多くの愛情を得た。誰かのキャラクターをマネすることで自分を表現していた上田くんは、ストイックさと強いこだわりで自分自身の世界観とキャラクターを得た。アイドルらしいことはせず普通っぽいと言われることの多かった中丸くんは、最年長としてグループを引っ張っていく覚悟を決めリーダー性を得た。KAT-TUN、逆境になんて負ける気しないよ。

 

 

 

「ON&ON」

中丸くんのヒューマンビートボックスから始まる曲。グループ単独初となるカウントダウンライブのための曲って感じがする。朝まで体振って揺らして叫べーーー!!と言ってる割には結構落ち着くテイスト。最近KAT-TUNを好きになってまだ声が聞き分けられないって人にはおすすめです。結構聞き分けやすいんじゃないかな。

 

こういった聴きやすい楽曲も癒しボイスで歌い上げ、攻撃的なロックテイストの楽曲もかっこよく歌い上げ、低い声も高い声もファルセットもきれいに出すKAT-TUNってやっぱりすごいなと思うわけです。ロックテイストっぽくない楽曲を歌うと「KAT-TUNっぽくない」「路線変更だ」とよく言われるけど、別にできる範囲が広いだけだから。KAT-TUNKAT-TUN路線をまっすぐ突き進んでるだけで、その道がふっといからロックもポップも何でもできるだけだから。王道アイドルソングっぽい楽曲を歌っても、KAT-TUNが歌えばKAT-TUNらしくなるから。って常日頃思ってます。

 

[ー]いるから

これは賛否両論あると思います。でも、この状況であえてこの言葉を使ってくれたこと、わたしは単純に喜んじゃおうと思った。いろいろあったことでこの言葉がタブーみたいになったら嫌だもんな。普段からやたらハイフンハイフン言うのは苦手だけど、メンバーがハイフンって呼んでくれたらやっぱりうれしいし、共通認識の言葉があるっていいものだと思うんだ。まあじゃがいもでもいいけど。

 

 

 

 

「FIRE and ICE」

闘うKAT-TUN。栄光のために闘い続けるKAT-TUN。イントロが、これから物語が始まるわくわくとどきどきを煽っている感じがして高揚する。凍てついてく時代、絶対零度の現実、凍える孤独たち。冷たい逆風をものともせず、それさえも全て燃やしつくしてエネルギーに変え、突き進んでいこうとする戦士・KAT-TUNの決意を力強い歌声から実感する曲。傷だらけになりながらも、それでも倒れず立ち向かい続ける彼らが輝いていないはずなんてない。ちなみに、果てぬ空の「ぬ」担ですどうぞよろしく。あ、最後のふ~う~ふ~う~って歌ってるのも好き・・・なんだけど、字にすると途端にマヌケになるな。気に入らん。

 

例え絶対零度の現実も BURN IT DOWN HARDER

BURN DOWN=全焼。激しく全焼させるつもりでいるのです、かっこいい。ただ燃やすだけじゃない、跡形もなく燃やしつくす。彼らの栄光を阻むものは、例えどんなに冷たくてもどんなに熱くても、より強大な炎の前では無力だということ。今までもそうだったように、どれだけ批判されても扱いがひどくても負けないんだからな!!

 

もう畏れずに

この漢字の“畏れる”は、“能力の及ばないものをおそれ敬う”という意味だそうです。もう畏れないってかっこよすぎるな、KAT-TUN。辞書引いて例文見たら「神をも畏れぬ振る舞い」とか出てきて、畏れる対象って神かよ!って内心つっこみを入れつつ、やっぱりKAT-TUN最強だなって思ってる。割と本気で。

 

 

 

 

「僕なりの恋」

KAT-TUNは本当に歌うまくなったなと実感しました。いや、結構前から思ってたけど。情感たっぷりに感情のせて歌うのが格段にレベルアップしたなー。これはコンサートで生で聴いたらやばいやつだ。一つだけあるの「ある」の「る」のあとの吐息の音がいいと思います!おさめるところと吐き出すところと放つところと、絶妙に強弱とかの変化を入れてくるから聴いてて心地よい。そういうところで一癖二癖入れてくるのがKAT-TUNらしくて好きです。あと、コンサートではとにかく笑っていようと思いました。まあどれだけ楽しそうにしててもミセスポテトヘッドにしか彼の目には映らないかもしれないけどな・・・。いや、かわいいよね、ポテトヘッド。ポテトヘッドのしおこしょう入れ、かわいすぎて買っちゃったもんね、わたし。←どうでもいい

 

何か一つ手にするたびに 失うものが必要ならば

キミに出会うまでを捨ててもいい

勝手に変換して勝手にグッときてる面倒くさい系ファンです。これは心の中にとどめておくことにしよう。とにかく、全部全部大事だと両腕に抱え込んで、その結果守りたいものが手からこぼれ落ちた・・・なんてことはもう起こってほしくない。大切なものは、それぞれたくさんあるでしょう。それを捨てろ手放せなんてもちろん言うつもりはないです。これからも大事に持っててねと祈るばかり。

 

 

 

「MONSTER NIGHT」

ディスイズタツヤウエダワールドーーーーーー!!!!!待ってました。こういうの。何でディズニーランドにこのアトラクションないの。何時間待ちでも並びますけど!?特殊メイクにアニメにCGに・・・ととにかくいろいろな要素を一つの映像に詰め込んでものすごくお金かかってそうなのに、それが2100円で手に入るんですよ。すっごいリーズナブル!!

 

これ映画化しないかなー。この内容で3時間くらいいけそうだけど、途中なあなあになったら嫌だから、ここは「MARIE ANTOINETTE」との2本立てでどうでしょう。いや、むしろ2本立てを全力で推奨する。マリアンはきちんとした形で残しておくべき傑作なんだってばーーー!!!

 

コレ、というテーマを定めてその世界観を徹底して創り出すことに関して上田くんの右に出るものはいないと思うので、今後もそういった曲作りを進めていってほしいです。こういうのは本当、上田くんにしかできないので!これからもそのままで!!

 

 

 

 

「FANTASTIC PLANET」

時折響くファルセットは耳馴染みがよく、スピード感もあって聴いていて楽しい。KAT-TUNのコンサートは、もう地球飛び出して別の惑星に行っちゃったみたいな感覚で楽しめまーす!プレシャスなチケットとトランクに詰めた愛があれば誰でも味わえまーす!って本人たちがプレゼンしてると思って聴くと更に楽しい。まあ実際は違うものがテーマの曲だろうけど。

 

散らばるNOVA 眩しすぎる

NOVA=新星《急激に数千(万)倍も明るさを増し、次第に薄れてもとの明るさに戻る変光星

普段からもめちゃくちゃ輝いているのに、コンサートになるともっともっと輝くKAT-TUNはNOVAなんだと思います(本気)。ちなみに、もとの明るさからして尋常じゃないものなので誤解なきよう。もうね!KAT-TUN食わず嫌いの人はコンサート観てから判断してほしいね!コンサート観たら、今までKAT-TUNを見てこなかった数年間を後悔することになるでしょう。ほんの3時間で、KAT-TUNスイッチがオンの状態とオフの状態と見れて、KAT-TUNのこともっと好きになるから。KAT-TUNって、ブランドとしてもう確立されているから、歌って踊るときはみんなスイッチを入れてKAT-TUNになりきるわけですよ。そのスイッチをMCでオフにしたとき、男子高校生(中学生?)の日常みたいなわちゃわちゃが見れるんですよ。そんなの好きになるしかない!!

 

 

 

「BLESS」

高音が!美しい!です!!地声と裏声の切り替えが絶妙で好きです。力強い部分と優しい部分のコントラストもきれいで、聴いているうちに気持ちがリフレッシュされる感じがする。心が洗われる~。

 

BLESS

意味を調べてみました!祝福する、神の恩恵を祈る、恵む、授ける、清める、賛美する、あがめる、感謝する、など。神聖な感じのするワードでした。ブレスは全部「BREATH」だと思ってたからさ。曲名もそうだと思ってたからさ。どうりで心が洗われるわけだよ。納得。緑の美しい草原で歌っててほしい。

 

 

 

「4U」

タイトルからして、まあそういうことなんでしょう。1番のサビで「有り触れたコトバより 消えないこの想いを」って言っておきながら2番のサビで「この絆1つ以外 何もいらない THANK YOU FOR YOUR SWEETNESS」ってちゃんと言葉にしてくれるあたりにKAT-TUNツンデレ感が出ていますね(笑)歌詞だけ見るとしっとりした楽曲なのかな?と思うのに、力強くハキハキと歌っているギャップが好きです。息づくようにの「く」担です。キミにKISSを~とその前後の強弱の対比も好き。

 

 

 

 「PHOENIX

再生を繰り返す不死鳥。まさに今のKAT-TUNにぴったりのテーマである。分かれ道で手を振る悲しみ、順調な仲間たちへの羨み、足踏みしているだけでなかなか前へ進めない苦しみ、もっと高みを目指したい欲望、傷つけ合った痛み、思い通りにいかない怒り・・・全てをエネルギーに変え、自分自身を灼き、再生と復活を遂げ天高く舞い上がる。例え真夜中の砂漠に放り出されようとも、彼らの心に灯る炎を凍てつかせることはできない。もがき苦しみながらも、それを一切見せずに、気高く美しくあり続けるのがKAT-TUNだ。

 

もしこれでコンサート始まったら超かっこいいよねー!!やっぱりこれは降臨するパターンだよね。羽が舞う映像をバックに上からタフに降りてくるKAT-TUN。想像できちゃった。あ、でも冒頭からいきなりフライングしたらどうしよう、戸惑う。こういう曲を歌って様になるのって本当にKAT-TUNしかいないと思うの。二次元っぽい作りこまれた世界観を違和感なく表現できるってのは他を寄せ付けない強み。

 

そして、この曲はわたしの感覚からすると、カップリングとかボーナストラックとかの位置づけで収録して、「本当にKAT-TUNって隠れ名曲多いよねー!」とファンの間で言われる感じの曲なんだけど、それをファン以外の人が聴く可能性のある通常盤に収録してきたことにこっそり感動している。

 

果敢無く舞い 果敢無く散る

意味としては「儚い」と同じなんだけど、それでも「果敢」という文字が入ることによって、消えてしまいそうな危うさを孕みながらもどこか力強い意志を感じる。

 

共に羽搏け 終わりのない楽園へ

搏・・・①手でたたく、うつ。

搏闘や竜攘虎搏のように、「闘う」の意味で使われることから、競い合いそれに打ち勝ちながら高みを目指していくかっこいいKAT-TUNを想像しながら、ハウルさんを思い出している。

    ②規則正しく打つ、鼓動する。

もがき苦しみ闘いながら上へ上へ這い上がっていくKAT-TUNと鼓動を共鳴させることで、わたしたちも共に見たことのない世界へ飛んで行ける。そんな期待を抱く。

 

天(そら)に昇ってゆく使命

国民的アイドルになって誰からも愛される存在にならなくてもいい。KAT-TUNKAT-TUNを極めてほしい。それだけは絶対に見失わないでいてほしい。誰も真似できない圧倒的な存在感を武器に頂点を目指す。それがKAT-TUNに与えられた使命だと思います。そのKAT-TUNを理解してもらった上で、誰からも愛される存在になれればそれが一番いいんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ以上の痛みはいらない」と歌ったあの日から3年。また傷を負ったKAT-TUNがそれでも前に進もうとリリースしたミニアルバム「楔-kusabi-」。もがき苦しみながらも、KAT-TUNとして立ち向かい続ける覚悟と決意を力強く歌い上げる。

 

 

楔-kusabi-(初回限定盤1)(DVD付)

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楔-kusabi-(通常盤)

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楔-kusabi-(初回限定盤2)(DVD付)

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