なつっこいね、にゃんにゃん

KAT-TUNについて語る。

KAT-TUN 22th Single 「In Fact」全曲レビュー

2014年6月4日、約1年ぶりとなるシングル「In Fact」をリリースしたKAT-TUN。表題曲は中丸雄一出演「ファースト・クラス」(フジテレビ・土曜23時10分)の主題歌であり、カップリングには亀梨和也出演「Going!Sports&News」(日本テレビ・土曜、日曜23時55分)のテーマソングを含めた新曲5曲が収録されている。(初回盤、通常盤初回プレス、通常盤の3形態)

 

“KAT-TUNには隠れた名曲が多い”

 

つまり、歌番組で披露しない(=一般の人の目に触れない)カップリングの完成度が高く、良曲を揃えてくるのがKAT-TUNの特徴である。これは、「ファンだけが知っている秘密」のような気がして非常に誇らしいが、これらの曲を知らない人ばかりだという状況は誇らしさよりも悔しさが勝る。何故みんなKAT-TUNを聴かないんだ!!!!!本当にもう。

 

食わず嫌いが多すぎる。

 

さて、今回の「In Fact」も名作ですよ!最近忙しくてKAT-TUNについて誰かと語り合う時間がないので、ここで思う存分語ってやる。

 

 

 

 

 

 

 

「In Fact」

ドラマの内容にリンクさせた歌詞になっているんだろうけど、どうしてもKAT-TUNに重ねてしまう。カウコンでケジメをつけたといっても、まだKAT-TUNはKAT-TUNとしてのあり方を探して深い霧の中を彷徨っているのかもしれない。2013年はメンバーが減ったことを散々ネタにしていたけれど、2014年はどうやらその傾向を望んでいないらしい。確かに、いつまでもネタにしているようでは、「6人が5人になって、5人が4人になったグループ」という認識のままだ。2014年は、「4人のグループ」としての答えを見つけ、霧を吹き飛ばせる年になるといい。

 

目を覚ましたら突然霧の深い見知らぬ場所に放り出された状態で、自分が何者なのか自分が一体どこからやってきたのか何故このような場所にいるのか何も分からず、不安と焦りと戸惑いから途方に暮れる4人。お互いの姿をかろうじて確認できるような状況下、目を凝らすと地面にうっすらと足跡が見える。縋るような思いでその足跡を辿ると、次第にどこからか微かに声が聞こえてくる。歩みを進めていくと、次第にその声は鮮明になっていき、どうやら自分たちを呼ぶ声なのだと気付く。そういえば、ここに来る前、何か悔しい思いをした気がする。悲しい思いをした気がする。目を覚ましてからずっと握りしめていたままだった手の平を開くと、そこから光が溢れだす。その光がやがて大きくなり、霧を徐々に晴らしていく。突然の眩い光に思わず目をぎゅっと瞑り、恐る恐る目を開くと・・・そこは・・・たくさんのジャガイモが待つコンサート会場だった・・・。そうだ、俺たちがKAT-TUNだ。~完~

っていう物語が思い浮かんだんですけどどうすればいいですか。自分がただただ痛い。

 

 

イントロがものすごく不穏な雰囲気。ベース音がお腹にズンってきて、「今私はどん底にいます」という感じがする。でも、そこにKAT-TUNの歌声が乗ることで、曲が進むにつれて、そこから引っ張り上げてもらっている気分になる。1曲聴き終わると、妙な爽快感(爽快感と言っていいものか、そこまで爽やかなものではない)が残り、最初の不穏なイメージが払拭されるこの何とも言えない感じが癖になって何度も聴いてしまう。

 

勇敢なるTACT ヴェールを脱ぐFACT

タクト=指揮棒ってわたしの中では安易に結びついてしまうのですが、その解釈でいいのだろうか?KAT-TUNがタクトを振るえば、光も影も霧も星の瞬きも風も雲も空も全て思い通りの自分の世界を創り上げることができる。ひたすら霧の中で右も左も上も下も分からない状況でもがいていた1番とは打って変わって、2番では霧から抜け出して自分が自分でいられる場所へと進んでいく強さを感じる。不安や戸惑いを感じながらも、勇敢にタクトを振るえば、真実がヴェールを脱いで明らかになる。

 

夜の帳 滲んだ 嘘の過去を破いたら

夜の帳:夜の暗くなるさまを、たれぎぬが下りて視界を遮ることにたとえていう

 

暗闇に僅かに光が差し込むことでぼや~っと暗闇が滲み出し、そこが光の通り道となって徐々に強い光が入り込み、漆黒の世界が弾け飛ぶさまが思い浮かぶ。閉じ込められていた殻を突き破って、飛び出して、そして進んでいく。視界を遮るものは、全て破り捨てながら突き進むKAT-TUN!かっこいいっす!!

 

 

 

 

「Believe In Myself」

疾走感があるイントロ。「In Fact」で霧を突き破ったKAT-TUNがそのまま走り抜けていくイメージ。物語として続いているみたいでわくわくする。個人的にこの曲順が非常に好きなので、大丸中丸花丸あげたい。

 

I CAN'T STOP PLAYING THE MATCH

戦いを終わらせない。

 

その宣言通り、KAT-TUNが戦い続けてくれるので、私も残金と戦い続ける日々。いいんだ、幸せだから。年末年始にチケット代・交通費・宿泊費・グッズ代(ほぼ全買いの勢い)が飛び、勝詣DVD(非売品)が当たるプレゼントキャンペーン(3種1口)&3種同時予約でもらえるポスター(絵柄6種)の2大特典付きのシングル発売、倍率未知数なツアー申し込み、そして25日にはアルバムが発売、そしてそして7月8日からツアースタートでまた交通費・宿泊費・グッズ代が飛ぶ日々ー・・・。今日もわたしは財布と相談して残金と戦う。いいんだ、幸せだから。(二度目)

 

I'LL NEVER LOOK BACK AGAIN

決して振り返らない。

 

2013年に全て置いてきた。過去に思いを馳せる時間なんてない。目の前の壁に立ち向い、越えてゆく。そして、いつか、みんなで夢見た最高の舞台へ。

 

 

 

 

 

 

「MY SECRET」

こういう曲歌わせたらKAT-TUNが一等賞。贔屓目かもしれないけど、それくらい最近のKAT-TUNは曲調によって歌い分けるのが絶妙にうまい。「トップ・オブ・歌い分け」の称号(世界的にすごいやつってことで)を授与する。

 

中丸くんへのときめきが止まらない。何だあの大サビ。これ歌番組で披露したら絶対中丸ファン急増するって!新曲メドレーとかやらせてくれよ、えむってさん!!

 

そういえば、「秘密の 秘密で染めかえて」って歌詞合ってる?「秘密を 秘密で染めかえて」のほうがしっくりくるんだけど。わたしの読解力がないだけ?

 

B4Uは、be for you(=あなたのために)?before you(=あなたが~する前に)?何?「あなたのために存在する」という決意が儚く歩道にまぎれてしまっているの?あなたがいなくなる前に涙を2人の傷を包む光に変えようとしているの?何なの?誰か教えて!!!

 

とにかくこの曲は、例の「隠れた名曲」ってやつ。埋もれているのが本当に勿体ない。何かの映画の主題歌に使ってくれないかな。観客の涙誘うこと間違いなし。もう「MY SECRET」っていう映画やればいいよ。やろう。

 

 

 

 

 

「BLACK」

キタ。カラオケで歌えない曲。

 

KAT-TUNのブランドイメージを表現している曲と思って聴いている。KAT-TUNはKAT-TUNを極めていけばいい。「正統派」とか、「国民的」とか、そういうイメージはいらない。「KAT-TUNっぽい」ことが大事。嵐ファンの友達に、「嵐の曲だと○○が好きかな」って言うと、「あ~、それKAT-TUNっぽいもんね」ってよく返される。そういうの。そういうイメージをこれからも全国民に刷り込んでいきましょう。

 

出る杭はどうしても打たれるもので、デビューしたての勢いのあるKAT-TUNは批判に次ぐ批判で随分叩かれてきました。それを全身で受け止め、否定されたって構わないと突き進んでいく尖った部分を残しつつ、大人の魅力漂う素敵な三十路アイドルになっていってほしいなと思います。

 

 

 

 

 

「DANGEROUS」

で~んじゅあ~るあ~すって発音が非常に好き。褒めてます、もちろん。

 

AWESOME! AWESOME!

AWESOMEって言葉は、「AWE」と「SOME」の2つの単語からできているそうです。「AWE」は「畏怖の念」という意味で、「AWE」に「SOME」をつけることで「畏怖の念を抱く対象」を表す言葉となり、恐怖・驚き・尊敬に値する「すごい」から転じて「素晴らしい!」「マジスゲー!」という意味合いの言葉になったみたいですね。

 

ネイティブの方が、「英語で「awesome」を使う時は、本当に素晴らしいものや、心から尊敬したものやことに対してだけ使ってください。」とおっしゃっているので、わたしはKAT-TUNを見たときに「AWESOME!!!!」と叫ぼうと思います。

awesomeの意味 – ネイティブが説明します | 英語 with Luke

 

 

 

 

 

 

「Birds」

歩道橋、in the DARK、僕なりの恋を手がけてくださったKOUDAI IWATSUBOさん作詞作曲!やはりハズレなし!歌詞も独特で綺麗な世界観があって好きだけど、やっぱり、メロ。(亀梨くん風に)

 

作詞作曲を同じ人が手がけていると、歌詞が本当にピッタリ曲にはまるから、耳触りがいいんだよな。KAT-TUN×KOUDAI IWATSUBOでミニアルバム制作してくれないかな。

 

間違い探しのように 君の嫌いなとこ 数えるほど

ここの歌詞がものすごく好き。非常に好き。

 

探しても探しても君の嫌いなとこが思い浮かばないから、あの頃の君と今の君を横並びにして比べて、変わってしまったとこを数えるくらいしかできず、その「君の変化」を嫌いになってしまおう・・・って涙を流しながら指折り数えるKAT-TUNの姿を想像して楽しんでる。(解釈が合ってるかは知らん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐっと握った手の平を、ずっと堪えた両の目を、そっと開いたら、KAT-TUNにしか描けぬ場所へ、きっと進める。

 

 

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